私たちの免疫系とマイクロバイオームの関係
マイクロバイオームは免疫系を強化するというとても重要な役割を担っています。
自己免疫疾患の多くは、免疫系のバランスが乱れた結果として起こります。1型糖尿病や関節リウマチ、喘息のような自己免疫疾患が増えているのは、人間の体を取り巻く環境が変化しているからだと推測している人もいます。偏った食事や抗生物質の多用などの環境要因、帝王切開や消毒剤の乱用、兄弟姉妹が少ないなどの理由によって、マイクロバイオームの多様性が減少してきました。
その結果、ディスバイオーシス(マイクロバイオームの乱れ)が起こり、体の中の細菌群のバランスが乱れ、細菌と言う免疫系の「トレーナー」がコントロールを失ってしまいます。こうなると人間の免疫系は良い細胞と悪い細胞を区別することができず、自分の体を攻撃し始めてしまいます。これが自己免疫疾患やアレルギーと呼ばれるものです。
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