ベビースキンケア製品のためのMyMicrobiomeStandard 21.10認証テスト
マイクロバイオーム・フレンドリーな世界のために!
赤ちゃんの肌を特に守らなければいけないものだと思います。赤ちゃんは自分のために何かを決めることはできず、両親の決定に身を委ねます。子供を育てるご両親や赤ちゃんの世話に携わる方々のために、マイクロバイオーム・フレンドリー認証テストによって、赤ちゃんや幼児の敏感な肌に関わる製品の情報をお伝えすることは私たちの使命です。
赤ちゃんの健康な肌のために
敏感な赤ちゃんの肌
生まれてきた後、赤ちゃんの肌は無菌の状態から、日光、細菌や菌類、衣類や化学物質との接触による機械的刺激など、さまざまな刺激に晒される環境に適応しなければいけません。衣服の多くは化学的に処理されており、洗剤や柔軟剤の成分も皮ふを通じて赤ちゃんに刺激を与えます。
出産方法の違いは、子供の肌にどのような細菌が定着するのかを決定するいちばん最初の出来事です。帝王切開で生まれた子供は、ブドウ球菌やレンサ球菌などの細菌と最初に接触します。一方、自然分娩で生まれた子供は母親のマイクロバイオーム、つまり乳酸桿菌やカンジダ菌と最初に接触します。他の細菌がすでに定着していた細菌を押しのけて、主要細菌の地位を後から奪うのは困難です。従って、赤ちゃんの皮ふマイクロバイオームにとって、出産はとても大切なイベントなのです。帝王切開によってブドウ球菌やクロストリジウム菌が主要細菌として定着した子供の皮ふは、自然分娩で生まれた子供の皮ふとは異なります。誕生という人生でいちばん最初の出来事が、皮膚病や喘息、肥満など、その後の人生で起こることの傾向を決定するのです。
新生児の肌はすべての部位で似た細菌の構成を持ちます。生まれてから最初の1年間で、体の各部分はそれぞれ独自の細菌構成を発達させていきます。最も多く見られるのは、グラム陽性細菌であるフィルミクテス門の細菌 (参考文献:Capone et. al.)です。その後、大人の肌と同じように、赤ちゃんの肌では腕や頭、お尻など、皮膚の各部位の特徴と必要に最大限応じた、部位特異的なマイクロバイオームをすぐに発達させていきます。
また、母親の全般的な健康状態、妊娠中および分娩中の抗生物質投与の有無、妊娠期間なども、赤ちゃんの肌への細菌の定着に影響を及ぼします。早産児では、黄色ブドウ球菌、レンサ球菌、大腸菌、腸球菌やコリネバクテリウムなどの細菌が多く見られます。
赤ちゃんが誕生してから数か月の間に、「予定された」細菌の定着が起こり、炎症性の感染症や他の障害に対するバリアのようなものがつくられるものと考えられています。最新の研究成果によれば、誕生してから初期の細菌の定着は、成人してからのホメオスタシスや肌の自己調節機能に影響を及ぼす可能性さえあるとされています。
これが、両親が赤ちゃんの敏感な肌と皮ふマイクロバイオームの複雑な発達を守り、サポートしなければいけない理由です。赤ちゃんのスキンケア製品の使用についての最も重要な方針は、使う頻度が少なければ少ないほど良い、ということです。
クリスティン・ノイマン博士
赤ちゃんのスキンケア製品の使用についての最も重要な方針は、使う頻度が少なければ少ないほど良い、ということです。赤ちゃんを頻繁に入浴させる必要はなく、また入浴させたときにはボディーソープなどは必要ありません。スキンケア製品の使用は可能な限り少なくするべきで、使うのであれば、保存料が含まれておらず、pHが中性のものが推奨されます。マイクロバイオーム・フレンドリー認証シールをつけた製品は、製品が赤ちゃんのマイクロバイオームの複雑な発達を妨げないものであることを保証します。ご両親と赤ちゃんの両方にとって大切な製品の品質を保証します。
マイクロバイオーム・フレンドリー認証シールは信頼の証です。私たちの認証テストは最新の科学的知見に基づいています。
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