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2019-09-17 16:21
by Kristin Neumann
  Last edited:

世界初のマイクロバイオーム・フレンドリーな化粧品・スキンケア商品の認証制度

マイクロバイオームは「オーガニック」や「ナチュラル」、「ヴィーガン」などと並ぶ、持続可能な環境・社会を目指すムーブメントの最新トレンドです。このトレンドは食品業界と化粧品業界にしっかりと定着しています。現代の意識的な消費者は、購入する商品が高品質かつ健康的で、持続可能性に配慮したものであることを求めています。私たちはこの素晴らしいムーブメントの理念を共有します。

マイクロバイオーム・フレンドリーな世界 が求められています


マイクロバイオームの研究は各国で行われています。健康なマイクロバイオームを養うさまざまな商品が、市場に溢れるようになるまでに長くはかからないでしょう。私たちは細菌やライセート(死んだ細菌の溶解液)を含んだ製品を突然目にすることになります。また、マイクロバイオーム製品の広告・宣伝(科学的根拠のないものも含めて)も無数に耳にすることになります。日々の生活で使うものに関しては、少なくともマイクロバイオームを傷つけるものではないことが求められます

信頼するのは素晴らしいことですが、監督するのはもっと素晴らしいことです

消費者は、製造メーカーがマイクロバイオームに配慮した化粧品やスキンケア商品を販売していると信じることしかできません。マイクロバイオームを考慮せずに開発された製品は、私たちの小さな友人である共生細菌にどのような影響を与えるのか分かりません。また、抗菌成分を含んだ商品が一体どのくらい販売されているのかも知る由はありません。制汗剤やクリーム、リップスティック、石鹸、歯磨き粉、マウスウォッシュなど、日常で使う製品のすべてにこのような不安がつきまとっています。


MyMicrobiome Standard 18.10

明確な評価基準による
世界初のマイクロバイオーム・フレンドリー認証制度

この不安な状況はもう終わりにしましょう。健康に意識的な消費者が商品を選ぶのをお手伝いするために、MyMicrobiomeは世界初のマイクロバイオーム・フレンドリー認証制度をつくりました。Microbiome Standard 18.10です。化粧品とスキンケア製品を綿密に検査し、皮ふと粘膜のマイクロバイオームに与える影響を調査しました。検査に合格した製品だけが「マイクロバイオーム・フレンドリー」であることを示すシールを張ることができます。

MyMicrobiome Standard 18.10は具体的にどんな制度なのですか?

MyMicrobiome Standard 18.10は皮ふや粘膜に何らかの影響を与える製品を評価するための基準です。胴体や口、足、頭皮など、人間の体のさまざまな場所に使う製品が対象となります。具体的には、石鹸、シャワージェル、制汗剤、クリーム、オイル、血清、歯磨き粉、マウスウォッシュ、化粧品、パウダー、シャンプー、鼻腔用スプレーなどです。

認証検査に合格するとどうなりますか?

認証検査では化粧品やスキンケア商品が皮ふのマイクロバイオームに与えるさまざまな影響を調べます。


  病原菌や菌類の汚染はないか?     


製品を使う場所に生息している細菌の成長に悪影響を与えないか?


製品を使ってもマイクロバイオームの多様性は保たれるか?


人間を守る細菌の成長を抑え、逆に有害な細菌の成長を助け、皮ふの細菌叢のバランスを乱すことはないか?

これらの検査項目はグレード1から3で評価されます。平均グレードが2以下で合格となります。可能な場合には、製造メーカーに「マイクロバイオーム・フレンドリーな」(または、よりマイクロバイオーム・フレンドリーな)製品をどのように開発すれば良いのかアドバイスを提供します。

結論を言えば、日常生活で使う化粧品やスキンケア製品で、皮ふのマイクロバイオームに悪影響を与えないものが認証を受けることができます。マイクロバイオームに良い影響を与える商品であればもっと理想的です。

「マイクロバイオーム・フレンドリー」認証シール

すべての検査に合格し、マイクロバイオーム・フレンドリーな製品として認証されると、「マイクロバイオーム・フレンドリー」認証シールを貼ることができます。


マイクロバイオーム・フレンドリーと認証された商品を
定期的にご報告します。

クリスティン・ノイマン博士, 著者
クリスティン・ノイマン博士
著者

みなさん、こんにちは。微生物学者のクリスティン・ノイマンです。生命の仕組みに興味があり、分子生物学を学びました。…

ファビアン・ガイヤー, 特別寄稿者
ファビアン・ガイヤー
特別寄稿者

ファビアン・ガイヤー氏から素晴らしい特別寄稿を頂きました。
ガイヤー氏はBIOMES社コミュニケーション・チームの一員です。BIOMES社はベルリンを拠点とするバイオ企業で、一般と専門家向けのマイクロバイオーム解析を専門としています。
ガイヤー氏は熟練の「翻訳者」として、人間と細菌の仲を取り持ちます。人間と細菌の関係は長年大きく誤解されていました。

リサ・カイルホーファー, 著者
リサ・カイルホーファー
著者

レーゲンスブルク大学で学びました。
多言語化業務に携わり、フリーランスの編集者としても活躍しています。

キャラ・コーラー
キャラ・コーラー
著者

シカゴのデポール大学とドイツのバンベルク大学で学位を取得し、現在博士号取得候補者となっています。
また、フリーランスの独英翻訳者、英独コピーエディターとしても活躍しています。

インゲ・リンドセット
インゲ・リンドセット
登録栄養士

オスロ大学のインゲ・リンドセットは登録栄養士で、専門分野は糖尿病と肥満、運動療法です。エクササイズの効果を最大限に高めたり、スポーツで最高のパフォーマンスを上げるための研究を行っています。
インゲ・リンドセットについて(ノルウェー語)

マリア・ペトロヴァ博士
マリア・ペトロヴァ博士
寄稿著者

マリア博士はヒトマイクロバイオームの分野で世界的に著名な研究者です。泌尿生殖器の細菌叢とプロバイオティクスを研究しています。ベルギーのルーベン・カトリック大学とアントワープ大学で乳酸桿菌と病原菌・ウイルスの分子相互作用を研究し、博士号を取得しました。博士の大きな業績は、ポスドクフェローのときに行った乳酸桿菌の遺伝的、分子的、機能的特性の研究です。この研究によって、膣内環境下での乳酸桿菌の働きについて素晴らしい知見を得ました。
マリア・ペトロヴァ博士について(英語)

ヨハンナ・ギルブロ博士
ヨハンナ・ギルブロ博士
寄稿著者

ヨハンナ・ギルブロ博士は受賞歴のある皮ふの専門家で、ベストセラーとなった『Skin We’re In』の著者です。
博士は実験皮ふ病学、臨床研究、そしてスキンケア製品開発の分野で15年以上の経験を持っています。また、製薬企業での長い経験を持っています。皮ふ科とコスメティクスの国際会議では、最先端の研究について頻繁に講演を行っています。また、「International Journal of Cosmetic Science」誌で過去10年の間に最も多く引用された研究者でもあります。博士はアンチエイジング成分で複数の特許を取得しており、スキンケア企業でアンチエイジング治療の研究・開発マネージャーを務めています。ギルブロ博士がスキンケア分野のエキスパートであることは言うまでもありません。『Skin We’re In』の執筆が示すように、現在は私たちのような一般人に知識を伝えることを使命としています。
2019年4月の出版の以来、『Skin We’re In』は主要な販売店でベストセラーとなっています。現在、スウェーデン語版のみが刊行されています。
https://www.skinomeproject.com

ディミトリ・アレクセーエフ博士
ディミトリ・アレクセーエフ博士
寄稿著者

ディミトリ・アレクセーエフ博士は消化管マイクロバイオーム、分子生物学、バイオインフォティクス、栄養学分野の優れた研究者です。基礎研究の臨床への応用に情熱的に取り組んでいます。Atlas Biomedグループでの主な役割は、社内外の科学プロジェクトを発展させることです。博士が携わっているプロジェクトは、栄養や神経変性疾患、炎症やがんに対するマイクロバイオームの応用、英国医薬品・医療製品規制庁の承認など多岐にわたります。Atlas Biomedグループでの統合的な役割に加え、ディミトリ博士は現在サンクトペテルブルクITMO大学で助教授を務め、健康のためのアルゴリズム開発を行っています。今後、博士はオランダのフローニンゲン大学医療センター(UMCG)に移り、老化研究に携わることになっています。
ディミトリ博士について(英語)

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