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2020-06-30 12:02
by Kristin Neumann
  Last edited:

ベビースキンケア製品のためのMyMicrobiomeStandard 21.10認証テスト

マイクロバイオーム・フレンドリーな世界のために!

赤ちゃんの肌を特に守らなければいけないものだと思います。赤ちゃんは自分のために何かを決めることはできず、両親の決定に身を委ねます。子供を育てるご両親や赤ちゃんの世話に携わる方々のために、マイクロバイオーム・フレンドリー認証テストによって、赤ちゃんや幼児の敏感な肌に関わる製品の情報をお伝えすることは私たちの使命です。

赤ちゃんの健康な肌のために

敏感な赤ちゃんの肌

生まれてきた後、赤ちゃんの肌は無菌の状態から、日光、細菌や菌類、衣類や化学物質との接触による機械的刺激など、さまざまな刺激に晒される環境に適応しなければいけません。衣服の多くは化学的に処理されており、洗剤や柔軟剤の成分も皮ふを通じて赤ちゃんに刺激を与えます。

Baby's skin
新生児の肌は体の全ての部分で類似した構成となっています。生まれてから最初の1年間で、体の各部分の皮ふはそれぞれ特徴的な構成を発達させます。

出産方法の違いは、子供の肌にどのような細菌が定着するのかを決定するいちばん最初の出来事です。帝王切開で生まれた子供は、ブドウ球菌やレンサ球菌などの細菌と最初に接触します。一方、自然分娩で生まれた子供は母親のマイクロバイオーム、つまり乳酸桿菌やカンジダ菌と最初に接触します。他の細菌がすでに定着していた細菌を押しのけて、主要細菌の地位を後から奪うのは困難です。従って、赤ちゃんの皮ふマイクロバイオームにとって、出産はとても大切なイベントなのです。帝王切開によってブドウ球菌やクロストリジウム菌が主要細菌として定着した子供の皮ふは、自然分娩で生まれた子供の皮ふとは異なります。誕生という人生でいちばん最初の出来事が、皮膚病や喘息、肥満など、その後の人生で起こることの傾向を決定するのです。

新生児の肌はすべての部位で似た細菌の構成を持ちます。生まれてから最初の1年間で、体の各部分はそれぞれ独自の細菌構成を発達させていきます。最も多く見られるのは、グラム陽性細菌であるフィルミクテス門の細菌 (参考文献:Capone et. al.)です。その後、大人の肌と同じように、赤ちゃんの肌では腕や頭、お尻など、皮膚の各部位の特徴と必要に最大限応じた、部位特異的なマイクロバイオームをすぐに発達させていきます。

また、母親の全般的な健康状態、妊娠中および分娩中の抗生物質投与の有無、妊娠期間なども、赤ちゃんの肌への細菌の定着に影響を及ぼします。早産児では、黄色ブドウ球菌、レンサ球菌、大腸菌、腸球菌やコリネバクテリウムなどの細菌が多く見られます。

赤ちゃんが誕生してから数か月の間に、「予定された」細菌の定着が起こり、炎症性の感染症や他の障害に対するバリアのようなものがつくられるものと考えられています。最新の研究成果によれば、誕生してから初期の細菌の定着は、成人してからのホメオスタシスや肌の自己調節機能に影響を及ぼす可能性さえあるとされています。

これが、両親が赤ちゃんの敏感な肌と皮ふマイクロバイオームの複雑な発達を守り、サポートしなければいけない理由です。赤ちゃんのスキンケア製品の使用についての最も重要な方針は、使う頻度が少なければ少ないほど良い、ということです。

クリスティン・ノイマン博士

赤ちゃんのスキンケア製品の使用についての最も重要な方針は、使う頻度が少なければ少ないほど良い、ということです。赤ちゃんを頻繁に入浴させる必要はなく、また入浴させたときにはボディーソープなどは必要ありません。スキンケア製品の使用は可能な限り少なくするべきで、使うのであれば、保存料が含まれておらず、pHが中性のものが推奨されます。マイクロバイオーム・フレンドリー認証シールをつけた製品は、製品が赤ちゃんのマイクロバイオームの複雑な発達を妨げないものであることを保証します。ご両親と赤ちゃんの両方にとって大切な製品の品質を保証します。

 


マイクロバイオーム・フレンドリー認証シールは信頼の証です。私たちの認証テストは最新の科学的知見に基づいています。

クリスティン・ノイマン博士, 著者
クリスティン・ノイマン博士
著者

みなさん、こんにちは。微生物学者のクリスティン・ノイマンです。生命の仕組みに興味があり、分子生物学を学びました。…

ファビアン・ガイヤー, 特別寄稿者
ファビアン・ガイヤー
特別寄稿者

ファビアン・ガイヤー氏から素晴らしい特別寄稿を頂きました。
ガイヤー氏はBIOMES社コミュニケーション・チームの一員です。BIOMES社はベルリンを拠点とするバイオ企業で、一般と専門家向けのマイクロバイオーム解析を専門としています。
ガイヤー氏は熟練の「翻訳者」として、人間と細菌の仲を取り持ちます。人間と細菌の関係は長年大きく誤解されていました。

リサ・カイルホーファー, 著者
リサ・カイルホーファー
著者

レーゲンスブルク大学で学びました。
多言語化業務に携わり、フリーランスの編集者としても活躍しています。

キャラ・コーラー
キャラ・コーラー
著者

シカゴのデポール大学とドイツのバンベルク大学で学位を取得し、現在博士号取得候補者となっています。
また、フリーランスの独英翻訳者、英独コピーエディターとしても活躍しています。

インゲ・リンドセット
インゲ・リンドセット
登録栄養士

オスロ大学のインゲ・リンドセットは登録栄養士で、専門分野は糖尿病と肥満、運動療法です。エクササイズの効果を最大限に高めたり、スポーツで最高のパフォーマンスを上げるための研究を行っています。
インゲ・リンドセットについて(ノルウェー語)

マリア・ペトロヴァ博士
マリア・ペトロヴァ博士
寄稿著者

マリア博士はヒトマイクロバイオームの分野で世界的に著名な研究者です。泌尿生殖器の細菌叢とプロバイオティクスを研究しています。ベルギーのルーベン・カトリック大学とアントワープ大学で乳酸桿菌と病原菌・ウイルスの分子相互作用を研究し、博士号を取得しました。博士の大きな業績は、ポスドクフェローのときに行った乳酸桿菌の遺伝的、分子的、機能的特性の研究です。この研究によって、膣内環境下での乳酸桿菌の働きについて素晴らしい知見を得ました。
マリア・ペトロヴァ博士について(英語)

ヨハンナ・ギルブロ博士
ヨハンナ・ギルブロ博士
寄稿著者

ヨハンナ・ギルブロ博士は受賞歴のある皮ふの専門家で、ベストセラーとなった『Skin We’re In』の著者です。
博士は実験皮ふ病学、臨床研究、そしてスキンケア製品開発の分野で15年以上の経験を持っています。また、製薬企業での長い経験を持っています。皮ふ科とコスメティクスの国際会議では、最先端の研究について頻繁に講演を行っています。また、「International Journal of Cosmetic Science」誌で過去10年の間に最も多く引用された研究者でもあります。博士はアンチエイジング成分で複数の特許を取得しており、スキンケア企業でアンチエイジング治療の研究・開発マネージャーを務めています。ギルブロ博士がスキンケア分野のエキスパートであることは言うまでもありません。『Skin We’re In』の執筆が示すように、現在は私たちのような一般人に知識を伝えることを使命としています。
2019年4月の出版の以来、『Skin We’re In』は主要な販売店でベストセラーとなっています。現在、スウェーデン語版のみが刊行されています。
https://www.skinomeproject.com

ディミトリ・アレクセーエフ博士
ディミトリ・アレクセーエフ博士
寄稿著者

ディミトリ・アレクセーエフ博士は消化管マイクロバイオーム、分子生物学、バイオインフォティクス、栄養学分野の優れた研究者です。基礎研究の臨床への応用に情熱的に取り組んでいます。Atlas Biomedグループでの主な役割は、社内外の科学プロジェクトを発展させることです。博士が携わっているプロジェクトは、栄養や神経変性疾患、炎症やがんに対するマイクロバイオームの応用、英国医薬品・医療製品規制庁の承認など多岐にわたります。Atlas Biomedグループでの統合的な役割に加え、ディミトリ博士は現在サンクトペテルブルクITMO大学で助教授を務め、健康のためのアルゴリズム開発を行っています。今後、博士はオランダのフローニンゲン大学医療センター(UMCG)に移り、老化研究に携わることになっています。
ディミトリ博士について(英語)

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