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2022-05-15 17:37
by Kristin Neumann
  Last edited:

DSM

TILAMAR® Boost 150 マイクロバイオーム・フレンドリー認証テスト結果

グレード:

1,8

製造業者による製品の説明:

TILAMAR® ブースト 150: 24h ビッグ・ヘアー・プラス・ケア

髪の毛に豊かなボリュームを与え、その効果が長く続くことは、ヘアケア製品の最も大切な役割です。これは消費者の方がいちばん求めているクオリティーです。ですが、ヘアケア製品でこのクオリティーを実現するのは非常に難しく、特にヨーロッパ系とアジア系の毛髪のどちらにも効果がある製品を開発するのはとても困難です。

物質科学を50年以上研究してきた経験に基づき、この条件を満たす多分肢ポリマーの特定に成功しました。TILAMAR®ブースト150は独自の作用によって、24時間持続するボリュームアップ効果と、異なる髪質への効果の両方を実現しました。

www.dsm.com(英語)

テスト結果は1から3までの数値で評価されます。試験項目に関して良好な効果が認められたり、悪影響がない場合はグレード1と評価されます。悪影響がわずかにあった場合はグレード2となり、明らかな悪影響がある場合はグレード3となります。総合評価でグレード2以上の場合に、マイクロバイオーム・フレンドリーと認証されます。

細菌混合物を含むペトリ皿を使って評価:

1 = マイクロバイオーム・フレンドリー 2 = マイクロバイオームに影響を与えない 3 = マイクロバイオームに悪影響を与える

試験結果 “TILAMAR® ブースト 150″、DSM:

テスト項目 グレード
皮ふマイクロバイオームのバランス 1,0
皮ふマイクロバイオームの多様性 (x2) 2,8
スキンケア製品の直接的な接触の影響 (x2) 1,5
スキンケア製品の関節的な接触の影響 1,5
総合評価 1,8

MyMicrobiome Standard 19.10は、頭皮に何らかの影響を与える全てのヘアケア製品に対して認証テストを実施できます。

健全な頭皮マイクロバイオームは頭皮の健康にとって重要な前提条件です。頭皮に使うヘアケア製品はマイクロバイオーム・フレンドリーな製品でなければならず、頭皮の細菌生態系のバランスを乱すものであってはいけません。

健全な頭皮マイクロバイオームは頭皮の健康にとって重要な前提条件です。頭皮に使うヘアケア製品はマイクロバイオーム・フレンドリーな製品でなければならず、頭皮の細菌生態系のバランスを乱すものであってはいけません。

マイクロバイオーム・フレンドリー認証シールは、化粧品や肌ケア製品が皮ふや粘膜の主要な細菌に与える影響を評価したものです。ヒトマイクロバイオームの特徴は個人個人で大きく異なります。また、体の各部分ごとに、細菌やウイルス、菌類などのコアなマイクロバイオームは異なった特徴を持っています。マイクロバイオーム・フレンドリー認証テストは皮ふの各部分で特徴的な細菌を調べる、標準化された試験方法を提供します。

マイマイクロバイオーム・スタンダードの詳細については、「マイクロバイオーム・フレンドリー認証テストの基準」の記事をご覧ください。


クリスティン・ノイマン博士, 著者
クリスティン・ノイマン博士
著者

みなさん、こんにちは。微生物学者のクリスティン・ノイマンです。生命の仕組みに興味があり、分子生物学を学びました。…

ファビアン・ガイヤー, 特別寄稿者
ファビアン・ガイヤー
特別寄稿者

ファビアン・ガイヤー氏から素晴らしい特別寄稿を頂きました。
ガイヤー氏はBIOMES社コミュニケーション・チームの一員です。BIOMES社はベルリンを拠点とするバイオ企業で、一般と専門家向けのマイクロバイオーム解析を専門としています。
ガイヤー氏は熟練の「翻訳者」として、人間と細菌の仲を取り持ちます。人間と細菌の関係は長年大きく誤解されていました。

リサ・カイルホーファー, 著者
リサ・カイルホーファー
著者

レーゲンスブルク大学で学びました。
多言語化業務に携わり、フリーランスの編集者としても活躍しています。

キャラ・コーラー
キャラ・コーラー
著者

シカゴのデポール大学とドイツのバンベルク大学で学位を取得し、現在博士号取得候補者となっています。
また、フリーランスの独英翻訳者、英独コピーエディターとしても活躍しています。

インゲ・リンドセット
インゲ・リンドセット
登録栄養士

オスロ大学のインゲ・リンドセットは登録栄養士で、専門分野は糖尿病と肥満、運動療法です。エクササイズの効果を最大限に高めたり、スポーツで最高のパフォーマンスを上げるための研究を行っています。
インゲ・リンドセットについて(ノルウェー語)

マリア・ペトロヴァ博士
マリア・ペトロヴァ博士
寄稿著者

マリア博士はヒトマイクロバイオームの分野で世界的に著名な研究者です。泌尿生殖器の細菌叢とプロバイオティクスを研究しています。ベルギーのルーベン・カトリック大学とアントワープ大学で乳酸桿菌と病原菌・ウイルスの分子相互作用を研究し、博士号を取得しました。博士の大きな業績は、ポスドクフェローのときに行った乳酸桿菌の遺伝的、分子的、機能的特性の研究です。この研究によって、膣内環境下での乳酸桿菌の働きについて素晴らしい知見を得ました。
マリア・ペトロヴァ博士について(英語)

ヨハンナ・ギルブロ博士
ヨハンナ・ギルブロ博士
寄稿著者

ヨハンナ・ギルブロ博士は受賞歴のある皮ふの専門家で、ベストセラーとなった『Skin We’re In』の著者です。
博士は実験皮ふ病学、臨床研究、そしてスキンケア製品開発の分野で15年以上の経験を持っています。また、製薬企業での長い経験を持っています。皮ふ科とコスメティクスの国際会議では、最先端の研究について頻繁に講演を行っています。また、「International Journal of Cosmetic Science」誌で過去10年の間に最も多く引用された研究者でもあります。博士はアンチエイジング成分で複数の特許を取得しており、スキンケア企業でアンチエイジング治療の研究・開発マネージャーを務めています。ギルブロ博士がスキンケア分野のエキスパートであることは言うまでもありません。『Skin We’re In』の執筆が示すように、現在は私たちのような一般人に知識を伝えることを使命としています。
2019年4月の出版の以来、『Skin We’re In』は主要な販売店でベストセラーとなっています。現在、スウェーデン語版のみが刊行されています。
https://www.skinomeproject.com

ディミトリ・アレクセーエフ博士
ディミトリ・アレクセーエフ博士
寄稿著者

ディミトリ・アレクセーエフ博士は消化管マイクロバイオーム、分子生物学、バイオインフォティクス、栄養学分野の優れた研究者です。基礎研究の臨床への応用に情熱的に取り組んでいます。Atlas Biomedグループでの主な役割は、社内外の科学プロジェクトを発展させることです。博士が携わっているプロジェクトは、栄養や神経変性疾患、炎症やがんに対するマイクロバイオームの応用、英国医薬品・医療製品規制庁の承認など多岐にわたります。Atlas Biomedグループでの統合的な役割に加え、ディミトリ博士は現在サンクトペテルブルクITMO大学で助教授を務め、健康のためのアルゴリズム開発を行っています。今後、博士はオランダのフローニンゲン大学医療センター(UMCG)に移り、老化研究に携わることになっています。
ディミトリ博士について(英語)

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