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2020-07-01 18:36
by Kristin Neumann
  Last edited:

マイクロバイオーム・フレンドリースタンダード
マイクロバイオーム・フレンドリーな世界のために!

マイクロバイオーム・フレンドリーな世界のための基準

早くも紀元前3000年にエジプトで石鹸が発明されてから、人間は、肌に住む小さな友人であり、私たち自身と私たちの肌を守ってくれる細菌や菌類、ウイルス(集合的に微生物と呼ばれます。また、微生物の遺伝子の集まりがマイクロバイオームと言われます)を傷つけることばかり行ってきました。

ですが、この状況はゆっくりとですが変わりつつあります。変化は今まさに起こっている途中で、止めることはできません。この変化は西洋人の生活習慣を完全に変えてしまうパラダイムシフトとなるでしょう。パラダイムシフトは健康についての考え方に起こります。健康についての考え方とは、人間の体と精神、そして共生している小さな友人である微生物を全体的に捉えるような考え方です。

化粧品業界はマイクロバイオームの問題に全力で取り組んでいます

「マイクロバイオーム」という言葉がまだ一般的ではなかったときから、化粧品業界はこの問題に取り組んできました。ですが、多くのいわゆる「マイクロバイオーム・フレンドリー」、「マイクロバイオームにやさしい」と表記された製品が、何の監督や評価も受けずに市場に溢れています。



信頼することは素晴らしいことですが、監督することはもっと素晴らしいことです

マイクロバイオームに配慮したとされる製品や化粧品に関しては、製造メーカーを完全に信頼してしまうわけにはいきません。

また、従来の化粧品も、その多くが程度の大小はあれ抗菌成分を含んでおり、その結果皮ふマイクロバイオームを傷つけてしまいます。私たちはどれほど多くの製品が抗菌成分を含んでいるのか知らないのです!特にデオドラントやクリーム、リップスティック、石鹸、歯磨き粉、マウスウオッシュの多くが抗菌成分を含んでいます。

このような状況は終わりにしなければいけません!

評価基準が明確な、世界初で唯一のマイクロバイオーム・フレンドリー認証テスト!

健康に気を付けている消費者の方たちを、このような現状のまま放置したくはないと思いました。そこで私たちは、世界で初めてのマイクロバイオーム・フレンドリーな製品のための基準を作成し、化粧品やスキンケア製品が皮ふマイクロバイオームに及ぼす影響を評価できるようにしました。製品が認証テストに合格すると、合格したことを証明する「マイクロ・フレンドリー認証」シールをつけることができます。

私たちの評価基準によって混乱した市場に透明性をもたらせればと思います。


Microbiome-friendly Gütesiegel

私たちのウェブサイトは信用を創出します!マイクロバイオーム・フレンドリー認証テストは科学的知見に基づいています。

人間は、人それぞれ異なった皮ふマイクロバイオームを持っており、さらに肌の各々の部分(顔、お尻、腕、背中…)に異なる細菌群が存在しているため、標準的なテストを開発するのはとても困難です。私たちは肌の各々の部分で特徴的な、鍵となる細菌の80~90%に着目することにしました。試験を行う製品が肌のどの部分に使われるかに応じて、製造メーカーと相談して肌のどの部分をテストするのかを決定します。肌の各部分で、それぞれ異なる一群の細菌をテストするのです。

MyMicrobiome Standardの概要


MyMicrobiome Standard 18.10

MyMicrobiome Standard 18.10は顔と体の皮膚に影響を及ぼしえるすべてのスキンケア製品をテストするための基準です。


MyMicrobiome Standard 19.10

MyMicrobiome Standard 19.10は頭皮に影響を及ぼしえるすべてのヘアケア製品をテストするための基準です。


MyMicrobiome Standard 20.10

MyMicrobiome Standard 20.10は乳幼児の皮膚に影響を及ぼしえるすべてのケア製品をテストするための基準です。


MyMicrobiome Standard 21.10

MyMicrobiome Standard 21.10は女性のプライベートゾーンに影響を及ぼしえるすべてのケア製品をテストするための基準です。


MyMicrobiome Standard 22.10

MyMicrobiome Standard 22.10は足の細菌叢に影響を及ぼしえるすべてのケア製品をテストするための基準です。


MyMicrobiome Standard 23.10

MyMicrobiome Standard 23.10は口内フローラに影響を及ぼしえるすべてのケア製品をテストするための基準です。

マイクロバイオーム・フレンドリー認証テストで何が分かりますか?



認証テストでは、皮膚マイクロバイオームに製品がどんな影響を及ぼすか、さまざまな側面から調べます。


製品に汚染はないか、細菌や菌類が混入していないか?


製品を使う箇所の皮膚では、そこに定着している細菌が何の影響も受けずに成長できるか?


製品を使ったとしても、多様なマイクロバイオームが維持されるか?


製品を使ったことで、善玉菌の成長が抑制され、逆に悪玉菌の繁殖が促されるようなスキンバランスの乱れが起こらないか?

製品はすべての評価項目で1から3のグレードで評価されます。すべての評価項目で2以上の評価を得ると、認証テストに合格したものとされます。可能であれば、私たちは製造メーカーに製品をよりマイクロバイオーム・フレンドリーなものにするためのアドバイスを提供します。

製品が皮膚マイクロバイオームを構成する細菌に負の影響を与えないのであれば、認証テストに合格できるということになります。

品質の証マイクロバイオーム・フレンドリー認証シール



製品が認証テストに合格し、マイクロバイオーム・フレンドリーと認定されたら、製造メーカーは合格した製品にマイクロバイオーム・フレンドリー認証シールを付けることができます。


クリスティン・ノイマン博士, 著者
クリスティン・ノイマン博士
著者

みなさん、こんにちは。微生物学者のクリスティン・ノイマンです。生命の仕組みに興味があり、分子生物学を学びました。…

ファビアン・ガイヤー, 特別寄稿者
ファビアン・ガイヤー
特別寄稿者

ファビアン・ガイヤー氏から素晴らしい特別寄稿を頂きました。
ガイヤー氏はBIOMES社コミュニケーション・チームの一員です。BIOMES社はベルリンを拠点とするバイオ企業で、一般と専門家向けのマイクロバイオーム解析を専門としています。
ガイヤー氏は熟練の「翻訳者」として、人間と細菌の仲を取り持ちます。人間と細菌の関係は長年大きく誤解されていました。

リサ・カイルホーファー, 著者
リサ・カイルホーファー
著者

レーゲンスブルク大学で学びました。
多言語化業務に携わり、フリーランスの編集者としても活躍しています。

キャラ・コーラー
キャラ・コーラー
著者

シカゴのデポール大学とドイツのバンベルク大学で学位を取得し、現在博士号取得候補者となっています。
また、フリーランスの独英翻訳者、英独コピーエディターとしても活躍しています。

インゲ・リンドセット
インゲ・リンドセット
登録栄養士

オスロ大学のインゲ・リンドセットは登録栄養士で、専門分野は糖尿病と肥満、運動療法です。エクササイズの効果を最大限に高めたり、スポーツで最高のパフォーマンスを上げるための研究を行っています。
インゲ・リンドセットについて(ノルウェー語)

マリア・ペトロヴァ博士
マリア・ペトロヴァ博士
寄稿著者

マリア博士はヒトマイクロバイオームの分野で世界的に著名な研究者です。泌尿生殖器の細菌叢とプロバイオティクスを研究しています。ベルギーのルーベン・カトリック大学とアントワープ大学で乳酸桿菌と病原菌・ウイルスの分子相互作用を研究し、博士号を取得しました。博士の大きな業績は、ポスドクフェローのときに行った乳酸桿菌の遺伝的、分子的、機能的特性の研究です。この研究によって、膣内環境下での乳酸桿菌の働きについて素晴らしい知見を得ました。
マリア・ペトロヴァ博士について(英語)

ヨハンナ・ギルブロ博士
ヨハンナ・ギルブロ博士
寄稿著者

ヨハンナ・ギルブロ博士は受賞歴のある皮ふの専門家で、ベストセラーとなった『Skin We’re In』の著者です。
博士は実験皮ふ病学、臨床研究、そしてスキンケア製品開発の分野で15年以上の経験を持っています。また、製薬企業での長い経験を持っています。皮ふ科とコスメティクスの国際会議では、最先端の研究について頻繁に講演を行っています。また、「International Journal of Cosmetic Science」誌で過去10年の間に最も多く引用された研究者でもあります。博士はアンチエイジング成分で複数の特許を取得しており、スキンケア企業でアンチエイジング治療の研究・開発マネージャーを務めています。ギルブロ博士がスキンケア分野のエキスパートであることは言うまでもありません。『Skin We’re In』の執筆が示すように、現在は私たちのような一般人に知識を伝えることを使命としています。
2019年4月の出版の以来、『Skin We’re In』は主要な販売店でベストセラーとなっています。現在、スウェーデン語版のみが刊行されています。
https://www.skinomeproject.com

ディミトリ・アレクセーエフ博士
ディミトリ・アレクセーエフ博士
寄稿著者

ディミトリ・アレクセーエフ博士は消化管マイクロバイオーム、分子生物学、バイオインフォティクス、栄養学分野の優れた研究者です。基礎研究の臨床への応用に情熱的に取り組んでいます。Atlas Biomedグループでの主な役割は、社内外の科学プロジェクトを発展させることです。博士が携わっているプロジェクトは、栄養や神経変性疾患、炎症やがんに対するマイクロバイオームの応用、英国医薬品・医療製品規制庁の承認など多岐にわたります。Atlas Biomedグループでの統合的な役割に加え、ディミトリ博士は現在サンクトペテルブルクITMO大学で助教授を務め、健康のためのアルゴリズム開発を行っています。今後、博士はオランダのフローニンゲン大学医療センター(UMCG)に移り、老化研究に携わることになっています。
ディミトリ博士について(英語)

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